こんにちは!太鼓チームのエトウです!
2020年からはじまって、10、00、90、と順調にタイムトラベルしてきましたが、
いよいよ1980年に突入ですね!
このブログを読んでくれている方の内、大半の方にとっては、1980年代は、
親世代にあたる時代なんじゃないかと思います。
1980年代ってどんな感じだったの?今と違うの?など、聞いてみると
面白い話ができるかも!?是非そうしてみてくださいね!
さてさて、今回は、太鼓の達人20周年記念を彩る特別企画、
「太鼓 de タイムトラベル」の連載企画80年代版をお送りしていきますよー!
ということで、
「1980年代」を担当する楽曲「Donder Time」について、
インタビュー形式でご紹介していきたいと思います!!
このネオンテイストのビジュアル、くぅ~~~っ、たまんねえ…
自分は80年代生まれなのですが、物心ついたころには90年に突入していました。
なんで、80年代には何かこうあこがれみたいなのがあるんですよね。
ザギンでシースー的なヤツ?あっているのかな?
と、そんな話はおいておいて、早速いってみましょー!
制作者「おおがみまさこ」さんに聞いてみました!
▼今回の楽曲にこめた想いや、聴きどころなど教えてください!
ドンだーの皆様こんにちは!
今回のお題の楽曲を考えるにあたっては、”自分の記憶に残っている音”と、聞き返した参考音源から”新たに印象に残った音”、両方の「鳴り方のイメージ」から固めていきました。
80年代はシンセサウンドがパーっと世の中に広がった時代ですから、曲中にピュ~ン、ジュワ~ン、ピコピコ~なんて音が実はいっぱい入っていて、まるでフルーツポンチのように様々な味わいがあります。
そして、圧倒的な求心力で引きつけるメロディ、ジャズやフュージョンのように複雑なリズムとコードワーク、ワクワクな再発見がわんさかありました。
そういった要素をあちこちつまみ喰いしながら、新曲の全体像を描くまでは割と早かったですね。
とは言っても、当時売れていた楽曲たちはどれも巨匠クラスの方々の丁寧な音作りによる宝石のような曲だらけ、なかなか「っぽく」はなりませんでしたが、最終的には自分らしさと80年代感をうまくまとめられたのではないかと感じています。
「Donder Time」を聞いた方には、「新しさ」よりも「どこかで聞いたことがあるような親近感」を抱いていただけたら嬉しいです。
そして、柔らかで心地よい歌声の正体は、今回で3曲目のお付き合いをいただいている団地ノ宮琴子さんです。姉妹で活動されていて、過去作では妹の弥子さんにも何度か参加いただいています。琴子さんには今回も素敵な声で全体の空気感を作っていただけました。私のつたない仮歌から完成形を想像し、こちらの理想通りに仕上げてくださる、素晴らしい歌い手さんです。
楽曲制作と反して頭を悩ませたのは歌詞作りです。
当初は全く違う視点から歌詞を考えていたのですが、「太鼓らしさ」を最優先に、何度も書き直しました。
10周年の3Q-4U-AC00の時は「ドンだーの皆さんを見つめる筐体ちゃん(なぜか女子)」の視点で描きましたが、今回は「どんちゃんを愛するバチ」の視点です。バチは当然自分では移動できませんから、そこにはもちろん、記述はないもののドンだーの皆さんの影があるわけです。『どんちゃんを愛するバチを持ったドンだーの皆さん』を描いた歌詞ですが、「20(周年)」というキーワードも、直接的にではない形でそこここに散りばめてあります。
私の歌詞の作り方は基本、言葉遊びです。是非、歌詞の中の”20”探しを楽しんでください。もしくは、無心に叩いていたらいつの間にか「20」がサブリミナル効果的?に記憶に残った、なーんて事になったら作戦成功、ですかね。
それから、国内外の某曲タイトルもリスペクトでかくれんぼしています。
これも遊びのうち、と笑ってお許しいただければ、と。
▼太鼓の達人が20周年を迎えたことにあたって、あらためて一言いただけますカッ?
10周年記念でも時のスクロールの早さに驚きましたが、あっという間の20周年、支えてくださる皆さんの熱意で長く愛されるゲームに育った事にただただ感謝です!また、そんな作品に関われる事を大変光栄に思います。
20年前は、太鼓チームを端から眺めている側でした。初期メンバーは締め切りを前にして、睡眠時間を削りながら追い込み作業をしていたのを思い出します。当時のメンバーに「今作っているそのゲームは20年後も愛されているよ!」と教えてあげたいですね。
そして、当時から今に至るまで、関わった全てのドンだーの皆さんと制作スタッフにくすだま音符10000個分の気持ちを送ります!え?足りない?じゃあ100000000個分追加で!
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はい!「おおがみまさこ」さん、ありがドンございました~!!
言葉の選び方、おおがみさん節が効いていてしびれる~!!
今回の「Donder Time」だけじゃなくて「10周年の時の3Q-4U-AC00」の話も、
「太鼓の開発初期」の話も聞けちゃってオトクがすぎる・・・!!
続いて、今回ボーカルを担当してくださった「団地ノ宮琴子」さんにもお話伺ってみたいと思います!
ボーカル担当「団地ノ宮琴子」さんに聞いてみました!
▼今回の楽曲の聴きどころや、収録時の苦労など教えてください!
聴きどころは、歌詞とリンクしたリズミカルなメロディだと思います!
収録で大変だったところは、こういう80年代風の曲調歌ったことがなかったので不安だったこと。
この曲私で良いのかな?っていう気持ちもありましたが、やってみると楽しかったです。
▼太鼓の達人が20周年を迎えたことにあたって、あらためて一言いただけますカッ?
20周年おめでとうございます!ご縁をいただけたこと、誠に光栄でございます!プレイしている人を見かけるとニヤニヤしながら後ろを通り過ぎています。みなさん、これからも楽しく遊んでください!
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はい!「団地ノ宮琴子」さんも、ありがドンございました~!!
楽曲自体、エンドレスリピートで無限に聴けるぜ…と思っていたのですが、
団地ノ宮琴子さんの声が入る事で無限を越えましたね。
寝ている時も聴いていたいですこれは。控えめにいって、最高!!
ドンだーのみなさん、
みなさんが遊んでいるとき、後ろでニヤニヤしながら通り過ぎる人がいたら、
それが団地ノ宮琴子さんですよ!(※可能性の話です)
それでは最後に、譜面担当者の方にインタビューしてみましょう!!
なんと!今回は作曲者である「おおがみまさこ」さん自ら譜面を制作されています~!!
譜面制作者「おおがみまさこ」さんに聞いてみました!
▼今回の譜面のこだわりポイントを教えてください!
今回も曲と譜面を一緒にお任せしていただいたので、ラッキーなことに曲作りの時から譜面のことを考えながら作業しました。長く遊んでいただく為にはある程度の「クセ」や「予想外」の音符があった方が攻略のしがいがありますから、そういった配置ができるように組み立てた訳です。
今回の曲では16分音符で跳ねるように手前に突っ込む、私の大好物(タァァタ、のようなリズム)をたくさん取り入れているのですが、”かんたん”と”ふつう”ではリズムに沿いすぎると譜面としてはかなり難しくなってしまうので、そこの調整に悩みましたね。ただ、「タァァタ」はピッタリ決まるととっても気持ち良い!のです、ぜひ、皆さんに共感していただきたいです。”むずかしい”と”おに”では存分に楽しんでいただけると思います。
それから、おに譜面のキメでは16分3連が現れます。この曲の中で一番細かい音符なので、ガツッとキメて爽快感を味わっていただければと。曲のラストでは同じリズムが繰り返し登場しますよ!
▼最後に、ドンだーのみなさんに一言いただけますカッ!?
数年前の話ですが、公開直後にもかかわらず、私の曲のおに譜面がドンダフルコンボされたと聞いた時、驚きすぎて感動しすぎて「がははは!」と笑ってしまいました。たった1日か2日という短い時間の中で、おに譜面をドンダフルコンボできるまでの努力とエネルギーを太鼓に捧げてくださった事、しかもそれが自分の曲、なんという身近なミラクル!もちろん、ドンだーの皆さんの基礎力の高さもあるでしょう、しかしそれは長年掛かって培われたもの、心からの尊敬と感謝を贈ります!そんな皆さんがいるおかげで、あの手この手と曲&譜面作りに熱が入るんですよ~。
おにはちょっと難しい、、、という私と同じタイプのあなたや新人ドンだーのあなたもきっといらっしゃいますね。そんな皆さんも、数あるゲームの中から太鼓の達人を選んで遊んでいただいているご縁に感謝です。あなた自身のペースで、ドドンガドン!と打ち鳴らしてくださいね。
そして、あなたのお手元のバチと共に、是非またどんちゃんに会いに行ってあげてください。
バチがお手元にない方も、筐体ちゃんはあなたを待っていますよ~。
太鼓の達人はこれまでもこれからも、たくさんの方々に門戸を開いてお迎えすることでしょう!
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う~ん、勉強になる!!
「タァァタ」って響きもたまらん~!
やっぱり苦労して創ったものを「遊びつくしてくれる」のはうれしいことですよね。
ゲーム開発だけでなくても、つくった料理を残さず食べてくれる&その感想をくれる、とか、
日常の中でも、みなさんにもそうした「創る→提示する→感想もらう」といった経験があると思います。
そこで得たエネルギーをもってして、次の何かを創る、すばらしき循環ですね。
ということで、みなさん、これからも太鼓の達人と、そしておおがみさん&団地ノ宮さんの応援、
ぜひぜひ、よろしくおねがいしますドーン!!
25周年、30周年のときも、またよろしくお願いいたしますってことで♪(全方位向け)
次回は、8月予定!
この連載企画、「太鼓 de タイムトラベル」楽曲紹介ですが、
次回は、8月に「1970年代」をイメージする楽曲をご紹介予定です!
「1970年代」を担当する方は、
「そつおめしき」や「時空庁」などの曲を手掛けられた「カワゲンコラーゲン」さんですよ~!
制作いただく音楽ジャンルは、「昭和アイドルソング」です!
どんな曲になるのか、お楽しみに!!
それではまた!!