2016年11月17日
カテゴリー : アーケード
いまさら聞けない? 譜面制作よもやま話 【第八回】
ドンだーのみなさん、こんにちは!
はじめましての方は、はじめまして!
譜面ジャーのヤマグチです。
多忙のくぼけんPさんより、『代打でよもやま話よろ』とのありがたいご指示を頂きまして、
今回はヤマグチからよもやま話をお届けします~。
ということで、さっそく譜面ジャー紹介に移りましょう!
段位道場でおなじみ「しか@に~さん」にバトンパス!
こんにちニャ。ネコ大好き、生まれ変わったらネコになりたい、しか@に~さんです。
「しか@に~」さんじゃニャいです。「しか@に~さん」さんです。
全国の女子中高ドンだー諸君はどうぞお気軽に「おにいちゃん」とおよびくだs……げふげふ。
太鼓チームではアーケード版の企画担当で、段位道場や太鼓塾、ドンチャレなどの企画をメインに担当しています。
最近だと「むずかしさからえらぶ機能」や「段位道場 外伝」などに携わりました。
みんな楽しんでくれてるカッ?
ではでは、お久しぶりのよもやま話、はじまりだド~~ン!!
【しか@に~さん 編】
・基本プロフィール
→太鼓チーム加入:2014年(太鼓の達人 モモイロVer.)
→譜面制作数:ようやく50曲突破!!
→演奏スキル:キミドリ、ムラサキ、ホワイト、レッドVer.いずれも六段。
ポチポチする方だとおに☆10がぎりぎりノルマクリアできるくらい。
・譜面の特徴
→譜面スクロールスピードを変化させるギミックや、打数の少ない風船音符を取り入れた、視覚的にトリッキーな譜面を得意としています。
ただ、全体で見るとギミックがない譜面の方が多く作ってるんです。
・譜面制作時の心意気
僕が譜面ジャーとして一番最初に教わったのは、
【1.音に沿って音符を置く事】、【2.多くの人が楽しめる内容で完成させること】でした。
のうえで、
・より多くその曲をプレイしてくれるのはどんな人、どんな腕前なのか
・楽曲自体が持つ魅力や雰囲気や、時にはネタを、最大限に活かす
この二つを一番に考えるようにしています。
ものすごく難しくしたり、ギミック満載にすれば「楽しい譜面」に出来るわけではないので、
どんな腕前の人にどんな風に楽しんでもらいたいのか、どうすればその人たちにとって「楽しい譜面」になり得るのかを、一つ一つの譜面、難易度に対して真剣に考えています。
自分自身がプレイして楽しいかどうかとは全然違う考え方なので正直とても難しいですが、一人でも多くの人に「楽しい!」と思ってもらえるように頑張っています。
以前、公式生放送のとある企画の中で「自重することを自重した譜面にします」とコメントさせていただいたのですが、あれはあの企画のための所信表明です。
何のことだかわからない人もいると思うけど、これだけは言っておきたかった!!
(詳細はこちら→http://taiko-ch.net/blog/?p=462)
・担当した譜面
「ファミリーパーティー」
譜面ジャーになって初めての担当譜面です。
この曲が配信された後、ゲームセンターでプレイしてくれてる人を初めて見かけたときは、とても嬉しかったですね。今でもあの時の感動は忘れられないです。
「譜面ジャー」としてだけではなく、太鼓チームの一人として頑張っていこうと思った瞬間でした。
「本日ハ晴天ナリ」
「ファミリーパーティー」、「イマジネーション」に次いで三番目に担当した譜面です。
ロックな楽曲で素直に音を取っていこうとすると、8ビートor16ビート(ドン、カッ、ドドカッ…みたいな)に合わせたい衝動に駆られてしまうんですよね。
それが「楽しい」になる場合もあるんですけど、大体の場合、淡泊な印象の譜面になっちゃうことが多いんです。
昔から大好きな曲でもあったので、どうやったら「楽しさ」を出せるのかとても悩んだ記憶があります。
この譜面を作って以降、40曲以上の譜面を作成してきましたが、今の自分がこの曲の譜面をもう一度作れるとしたら、また別のアプローチが出来るのかも知れませんね。
「ドクターXのテーマ」
ジャンル「バラエティ」初挑戦の譜面です。
ドラマのセリフにちなんで、難易度「おに」を481コンボ(しっぱい)、難易度「むずかしい」を471コンボ(しない)にしようかなー…なんて最初は考えていたのですが、むずかしさの差を上手くつけることが出来ずに断念した、という裏話があります。
「セルリアン」
先ほど紹介した「本日ハ晴天ナリ」ぶりのロックですね。
ミクスチャー的な要素も盛り込まれてる楽曲なので、絶対面白く出来るはず!!という確信をもって作成に挑みました。
ちなみに、この譜面を担当した時点で24譜面目だったのですが、初期の頃と比べて譜面作成のアプローチがかなり変わってきてるなぁと感じます。
「Rising Hope」
これまたロック。ロック大好き。
この譜面の前後や同時進行で「迷子のUFO」、「ウミユリ海底譚」、「カグツチ」などを作成していたのですが、この時期から『音符取る時に一つのパートばっかり聴いちゃだめだ』と強く意識するようになったのと、ドンの置き方にすごく気を使うようになりました。
この譜面も、ドンの間隔に気持ちよさを感じてもらえるんじゃないかなと思います。
「美しく忙しきドナウ」
わりと最近の譜面ですが、この曲がジャンル「クラシック」初挑戦の曲です。
原曲自体は良く知っていたし、曲名を知った段階でアレンジの方向性もなんとなく察していました。
その時点で既に「こういう譜面にしよう」というアイデアも浮かんでいたのですが、実際に曲を聴いてみると予想以上に忙しかったのでびっくりした…というのが、とても印象に残ってます。
色々考えた結果、3拍子を強調したリズム譜面=難易度「おに」と、16分音符&三連符&半拍三連符を駆使した音合わせ譜面(一番忙しい部分はギミックあり)=難易度「おに裏」と、
最初に思い浮かべていたアイデアを二つに分けることにしました。
個人的に「おに裏」の譜面は、難しさと楽しさを絶妙なバランスで両立できたんじゃない
かなと思っていて、今まで作ってきた譜面の中でもかなりのお気に入り譜面です。
「Soup」
記念すべき50譜面目です。どんどんぱふぱふー。
一見ポップだけど聴きこむとすごくカントリーでブルージーなリズム&メロディ。
とても素敵な曲ですよね。
「シャッフル」リズムの譜面を担当するのは初めてだったのと、この曲が主題歌だったドラマも毎週欠かさず見ていたので、僕自身も楽しみながら譜面を作らせていただきました。
すべての難易度で曲の雰囲気を最大限に引き出せるように心がけたのですが、
「おに」譜面はシャッフルの基礎練習が出来るような譜面にしたいなと思い、一生懸命考えて譜面を作りました。
初段~三段あたりの腕前のドンだーさんはぜひ、挑戦してみてください。
・・・はい、という事で、この記事を書いているつい先ごろ、51譜面目の担当譜面が出来上がりました。
今回は久しぶりに、色んなギミックを詰め込んだ譜面を作成しました。
まだ教えられないけどアノ曲だよ、お楽しみにね。うふふのふ。
それではまたいずれ。ばいニャらニャ~ン。
はいっ!ありがとうございました!
「しか@に~さん」のよもやま話いかがでしたカッ?
私の中では、譜面ジャーの中でも譜面に対するこだわりが特に強い、という印象がありますね。
今回はこうきたか!!!というドキドキ感がたまりません。
新曲も着々と進んでいるようで気になるっ…!!
…というところで、今回はここまで!
また、次回をお楽しみに♪